育休社員インタビュー(山梨支店 Hさん) ブログ

土谷です。

今回は社員インタビューの育休編です。

今期、弊社ではめでたいことに4名の男性社員にお子様が誕生しました🌸

初めてのお子様から3人目のお子様まで環境もさまざまですが、全員が1~3か月の育児休暇を取得されました。

今回はその中のお一人、山梨支店のHさんに、

奥様にもご協力いただき、育児休暇について語っていただきました。

3人目のご出産と、2ヶ月の育児休暇。

仕事・家庭・夫婦のリアルな声を聴きました

【社員プロフィール)

山梨支店 Hさん(32歳 男性)

入社3年目 (前職:電気工事業)

3人目のお子様の誕生に合わせ2か月間(2025年9月~10月末)の育児休暇を取得

—— 入社3年目・Hさん(32歳)と奥さんが語る、3人目の育休のリアル

目次

「2週間じゃ分からなかった。今回は“ちゃんと関われた”」

:2ヶ月の育休、本当にお疲れさまでした。今もまだ大変な中、無理を言って申し訳ないです。ちゃんとサボらず育児をしているかをチェックしにきました(笑)

Hさん:ちゃんとサボらずにやってましたよ(笑)

奥さん:かなりやってくれました。本当に助かりました。

:二人目のお子さんの時は、たしか転職して入社してすぐの時で、その時は二週間くらいだったかな?

Hさん:そうですね。半分は病院だったしね。

奥さん:そうだね、しかも私も体調悪くて、1週間くらいは寝込んでたから。

Hさん:2週間となると最低限の受け入れだけ、というか、“何が大変なのか”までは全然分からなくて。でも今回は2ヶ月あったので、生活のリズムも分かったし、奥さんがどこでイライラしてるのかとか、その辺まで理解できました

:なるほど、やっぱり2ヶ月あると違うんだね。

Hさん:全然違いましたね・・・でも、すごく良い時間が過ごせて、ありがたかったです。

:良い時間が過ごせた、というのが本当に何よりです。

育休を取得した社員さんにはアンケートを取っているんだけど、期間について男性社員は「丁度よかった」という人も多いんだけど、奥さんからの回答は今のところ100%「もっと長く取って欲しかった」なんだよね。いくらあっても、、というのが育児初期のリアルな所かなと感じてます。

「途中“育児鬱になりかけてる”って思う時期はあった」

:育休中、イライラが強かった時期もあったって言ってたよね。

Hさん:ありましたね。途中で“なんで俺こんなにイライラしてるんだろう?”って自分で思うくらいでした。「これ、育児うつじゃない?」くらいに精神的に来た時期もあって。

奥さん:あったね、ずっとイライラしてる感じのとき。

Hさん:それで「ああ、こういうことか」って。今までは仕事から帰ってきて奥さんがイライラしてると「なんで?」と思ってたんですけど、自分が同じ状況になってみて、初めて“そりゃイライラするよな”って理解できました。

:なるほど、自分も同じくらいの子供が2人いるので、すごくわかる・・・耳が痛い(笑)

確かに、やっぱりある程度の期間経験しないと分からない部分があるんだろうね。

Hさん:そうですね。1ヶ月を過ぎたあたりで特に実感しました。

奥さん:私としては、その姿を見てイライラする、というよりは「やっっとわかったんだ!」と思いました(笑)

:そう考えると、夫婦で同じ気持ちを共有するのに、最低でも1ヵ月くらいは要る、ってことなのかもね。

「決めないけど、気づいた方がやる。遊びはパパが得意」

:家事や育児の分担はどうしてたの?

Hさん:決めてないですね。やることがあれば、気づいた方がやる感じです。洗濯も皿洗いも、上の子のお世話も全部。

奥さん:家事をできるタイプの人なので。あとは上の子2人と遊んでいてもらえるのが、本当に助かりましたね。その間は私が下の子に集中できるのが、二人目の時とは結構違いました。

:遊ぶの得意そうだもんね。

Hさん:まあ、全力で遊ぶタイプではありますね。

奥さん:私はあんまり付き合えないタイプだから…。四歳くらいになると男の子は本当にアクティブなので、それもあってお願いしちゃう部分はあります。

Hさん:二人目の時はほとんど関われなくて、気づいたら大きくなってた感じでしたけど、三人目は本当に赤ちゃんをしっかり見られた、という感じがします。

奥さん:家事も育児も、できることは全部普通にできるので、そういう意味では本当に助かりました。二人目まではバタバタしていたけど、今回は二か月の育休期間と慣れもあって、三人目は「ただただ可愛い」って感じです(笑)

「育休が終わるのは正直不安。復帰後の働き方も相談したい」

:育休が終わって、来週から一人になるって話もあったけど、子供がそこで急に成長するわけでもないし、不安はありますよね。

奥さん:はい…。正直、不安はありますね。“来週から一人か”と考えると、焦りがあります。上の子の送り迎えや買い物も全部戻ってくるので。

Hさん:そこは本当に大変だと思います。僕もできることはやりますけど、仕事が始まると限界もありますし…。

:どんな働き方ができると助かるかも、みたいなことはありますか?

奥さん:送り迎えの時間とか、朝の動きとか、少し調整できると助かると思います。

:そのあたりは会社としても考えたい部分です。

Hさん:時短とか、状況によって選べるとありがたいですね。4時半や5時に出られたら、お迎えもなんとかなるので。

奥さん:保育園も“育休が終わったら復帰しないといけない”部分があるので、不安は大きいですね。

:大変な部分は遠慮なく教えてほしいと思います。制度として整えられる部分は改善していきたいので。

Hさん:ありがとうございます。

:こちらこそ今日はありがとうございました。あと少しの育児休暇、ぜひ良い時間を過ごしてください。

「鬱になりかけた」という言葉が出るほどの大変さや、育休が終わった後も続いていく乳幼児期の負担の重さ、そしてそれに対するリアルな不安が、今回のインタビューからはよく伝わってきました。

一方で、お二人の空気感からは、Hさんの2か月の育休が、ご夫婦にとって確かに「良い時間」でもあったのだろうということも強く感じました。

 

男性の働き方が、日本の少子化の背景のひとつになっていることは、おそらく間違いありません。

とはいえ、弊社のような中小企業が、社会全体の大きな課題を直接どうこうできるわけではありません。

だからこそ大事なのは、「それぞれの社員にとって、仕事や会社が人生の中でどんな位置づけであるべきか」という問いから目をそらさないことだと思っています。

 

特に、これから何十年と働いていく育児世代の夫婦にとって、「子どもが生まれたばかりの数か月」は、一生の中でも二度と取り戻せない時間でしょう。

私もまだ、就学前の子供を育てる一親としてはペーペーの人間です。

そして一仕事人としての経験もまだ不足していることが多いでしょう。

そのように答えを出すに不十分な現状で、あえて少し極端な言い方をすれば、「この期間を完全に犠牲にしてまで優先すべき仕事は、本当にどれだけあるのだろうか」──そんなことも、今回あらためて考えさせられました。

 

育休取得にまつわる一般的なネガティブ要素としては、「世代間の差」や「業務のしわ寄せ」、「取りづらい空気感」といったものがよく挙げられます。

業務の調整については、まず会社側の責任として向き合うべきことです。

一方で、「世代間の差」や「取りづらい雰囲気」のようなものは、日本社会全体としても簡単には拭いきれない課題だと感じています。

だからこそ、育児休暇だけを特別視するのではなく

  • 育児には育児の大変さがあり
  • 年齢を重ねれば、今度は介護の問題が出てくる場合もあり
  • 本人の体調面の不安が出てくることもある

そうした人生のいろいろな局面に対して、できるかぎり支え合える会社でありたい、と考えています。

 

外からは同じように見える状況でも、「どれくらい大変か」「どれくらいしんどいか」は、家庭の事情も、状況も違い、本当に人それぞれです。誰かと比べるものでもありません。

だからこそ、本人がつらいと感じているなら、それは「サポートが必要だ」というサインなのだろうと思います。

 

建設業をはじめ、多くの業種で人手不足が叫ばれる中、すべてを完璧にすることは正直難しいかもしれません。

それでもまずは、従業員ができるだけ健やかに、安心して仕事に向き合える体制をつくること。その姿勢だけは決して手放してはいけない──

Hさんご夫婦の顔を思い浮かべながら、そんなことを考えた山梨からの帰路でした。

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