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#16 通園バス置き去り防止装置について

web担当土谷です。


本日はいつもお話しております「消防用設備」とは少し違う領域、しかし「命を守る」ための重要な事業に関しての記事となります。

 

今年の9月、静岡県内でバス通園していた園児が車内に取り残され、熱中症により死亡する、という痛ましいニュースがございました。


降車確認の体制はあったものの、ヒューマンエラーの重なりによる今回の事件を受け

国では「通園バスへの置き去り防止装置設置義務化」の検討がなされ

2023年4月からの設置義務化実施に向けガイドラインの策定が行われています。



私も入園前の子を持つ親として、今回の事件に大きなショックを覚えると同時に


 ・恐らく機器の設置は我々の扱う弱電の知識、領域でできるはずだ

 ・しかし、システム設計や、筐体を製作するノウハウも全くない

 ・有象無象の機器が出回るだろうが、補助金に乗じた価格設定でなく、センスの良いシンプルかつ十分な機能のシステムを各園が間違いなく選択し、導入して欲しい


何かしたい、しかし具体的な道筋は見えず、どこか他力本願であるもどかしさを感じていました


 

そんな折、株式会社グリーンワークスさんの置き去り防止装置と、現地での機器設置ができる会社を募集していることを耳にし、今回代表取締役の田畑様にお話を伺いました。




株式会社グリーンワークス様・・・

大阪に本社を構え、コンピューター関連製品の開発・販売・設置、プログラム開発を行っている会社。

様々な機器をスマホ等、インターネットを介して遠隔制御を行うIoT技術(=Internet of Things:モノのインターネット化)を武器に、様々な問題解決を行っている







~他社製品と比べた特徴~

 ・駐車場に着いた時、バス後方のボタンを押すだけ

 ・クラクションは使用しない

 ・職員や保護者へLINEでの通知が可能(Googleスプレッドシートでも管理)

 ・バスの改造が不要ですぐに、安価に導入が可能

 ・バッテリー切れの心配がない

 ・センサーではないので誤反応がない(オオカミ少年を防止)


特に私がこちらのシステムで特に優れていると感じたのは

「クラクションを使用しない点」

「誤動作を起こさない点」

「バッテリー切れの心配がない点」の3つです。



我々の普段扱う消防用設備の領域においても、誤動作が頻発することで本当の火災の時の反応が遅れる事態(オオカミ少年状態)を防ぐことは重要視しており、

また、住宅地にあることの多い幼稚園等の施設において、警報やクラクション等、近隣に大きな音漏れが発生することは避けたいというニーズがあることを知っているからです。


加えて、非常時に作動するべき設備がバッテリー切れを起こしている、という設備管理状態も多く目にしてきたこともあり、今回のシステムのように容量の小さな電池ではなく、常時電源供給されるシステム(厳密には自動車のバッテリーを使用しますが)を採用している点も優れていると感じました。



詳細はぜひこちらの資料からご確認ください。



「防災」の領域を少し広げ「設備の力で地域の人命を守る」という当社ミッションの実現に向け、既存事業の領域に捉われず、今回の件に関する広報活動も行って参りたいと思います。


ご契約者様以外でも気になる事業者様がいらっしゃいましたら、グリーンワークス様へお問合せください。

静岡・山梨県内の事業者様は、当社へお問合せ頂いても問題ございません。




ニッセー防災は、建物の消防用設備法定点検・修理・施工をトータルサポートしております


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